地域活性化応援プランを還元しました

株式会社グッドファーム

湘南電力では、お客さまにお支払いいただく電気代の1%を応援金として地域に還元する「地域応援メニュー」があります。今回はそのうちの “地域活性化応援プラン” の応援金を、大井町にある株式会社グッドファーム様へ還元しました。

インタビュー

株式会社グッドファーム 代表取締役社長 川田様

今回は株式会社グッドファームを運営される代表取締役社長の川田様にインタビューをしました。
 

グッドファームについて

グッドファームは、神奈川県足柄上郡大井町にある就労継続支援B型事業所で自社ブランド「水の野菜」を育てています。
水耕栽培は室内で適切な温度や湿度を管理することで地球環境や日本の気象条件が変わっていき、農作物が被害を受ける中でも、安定してレタスの栽培することができるが特徴。育てた野菜は、地域の小売店、道の駅、レストランなどへ出荷されています。

設立の経緯

グッドファームの他に有限会社川田製作所という金属加工の会社をしています。川田製作所では、金属部品の大量生産を行っていますが、この土地でこの仕事を続けていけるかという危機感を常に抱えています。そんな中、2010年から2012年頃に登場した植物工場という技術に魅力を感じました。この技術は地域で続けられるものであり、地域に貢献できるものづくりだと確信しました。

植物工場を始めるにあたり、金属から食べ物へのシフトを考えましたが、機械製作所をやめるのではなく、両方を並行して行うことにしました。これは、湘南電力さんの取り組みにも通じる考え方かと思います。

中小企業の2代目、3代目にとって、同じ業種で続けられるかという危機感は共通の課題です。しかし、新しい事業に挑戦することは地域の活性化につながります。小田原ガスさんや古川さんなどが電気事業に取り組んだように、異なる業種でもチャレンジを続けることが重要だと考えています。

大切にしている考え方

私が川田製作所に入社した際、まず感じたのは「地域を支える中小企業」という言葉の重みでした。以前は大企業で働いていたため、中小企業が地域にどのように貢献しているのか実感が湧きませんでしたが、商工会議所や中小企業家同友会での活動を通じて、多くの中小企業経営者が地域を大切にし、地元の人々の雇用を創出することに尽力していることを知りました。

これを機に、様々な人の活躍の場を作ることを、会社だけでなく地域全体に広げてやっていきたいっていう思いが生まれ、今のグッドファームの事業体系をつくっています。地元の人々、特に障害のある方や高齢者、女性など、多様な人々が働ける環境を整えることに注力しており、これにより、地域全体の活性化に貢献し、持続可能な社会を実現することを目標にしています。

これからのこと

植物工場の事業においても、エネルギーコストの高騰などの課題に直面しています。日本で最大級の植物工場が民事再生法を申請したニュースは、エネルギーコストが事業の収益性に大きな影響を与えることを示していると感じており、私たちのような小規模な植物工場でも、エネルギー効率の向上やコスト削減に取り組む必要があります。

将来的に、太陽光パネルのコスト低下や技術の進歩と、栽培のコストが下がってきた時にようやく植物工場の事業は収益性を伴って社会に提供できる形になると考えています。

地域社会に貢献しながら、持続可能な事業モデルを確立するために、引き続き努力を続けていきます。

コメント (湘南電力株式会社 代表取締役社長 原 正樹)

グッドファーム様は、障がいを抱える方々の就労継続支援(B型)を行う事業所で、野菜の水耕栽培を通じたSDGsやサステナブルな取り組みを目指す会社です。その中で、代表の川田様には様々な方々の活躍の場をつくり、地域全体にその輪を広げていきたいという強い思いがあります。
この度当社はそのお気持ちに賛同し、応援プランによる還元を実施させていただくことになりました。
応援プランは、グッドファーム様のような地域の課題解決に取り組む事業者や団体に、支援金が還元されるメニューです。
地域全体の活性化にも貢献し得る重要な存在になると信じ、引き続き皆さまのお役に立てるよう努力してまいります。

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グッドファーム

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