2018年4月19日
開成町新庁舎建設に係るエネルギーマネジメントに関する協定を締結しました
~開成町、湘南電力株式会社、ほうとくエネルギー株式会社の3者で協定書を締結~
このたび、開成町、湘南電力株式会社、ほうとくエネルギー株式会社の3者は、開成町の新庁舎建設にかかるエネルギーマネジメントに関する協定書を締結いたしました。
今回の協定に係る3者におきましては、昨年10月3日に「開成町再生可能エネルギーの地産地消事業の推進に係る協定書(基本協定)」を締結し、開成町における再生可能エネルギーの地産地消事業の推進に向けた検討を行ってきたところですが、今般、開成町の新庁舎建設事業におけるエネルギーマネジメントについて湘南電力株式会社、ほうとくエネルギー株式会社にご協力いただくことになりました。
開成町の新庁舎につきましては、「北部地域・南部地域の交流拠点となり、周辺地域を含めた地域連携の中核拠点をなす人と人とのつながりを深める庁舎」をコンセプトに、開成町らしい“田舎モダンを象徴する庁舎”に向けて、自然環境を効率よく活用し、極めて高度で洗練された技術を備えた建築とし、自然光や通風を単に採り入れるのではなく、そこに高度な省エネ技術等を連携させることで、町内外に誇れる“低炭素型庁舎”として、開成町のブランディング・イメージに寄与するとともに、新庁舎が町のシンボルとなり、人と人とのつながりを一層深める場となることを目指しています(2020年4月、新庁舎での業務開始予定)。
新庁舎は多方面に亘る機能充実を図っており、地域の総合防災拠点としての機能、交流・情報・対面サービス面の充実、出会いやにぎわいを創出する場に加えて、地球環境への負荷・ライフサイクルコストの削減を実現するZEB(注1)庁舎を掲げています。
開成町の豊富な資源である水を空調熱源として利用するなど、高効率な省エネルギー設備を備えることにより、標準的なビルに対して一次エネルギー消費量の55.1%縮減を図るとともに、太陽光発電によりエネルギーを創ることで、正味で79%の省エネを達成する設計が認定され、平成30年4月12日に第三者機関から庁舎として日本初の「Nearly ZEB」の認証(注2)を取得しました。
認定書
鳥瞰イメージパース
湘南電力株式会社、ほうとくエネルギー株式会社は、西湘地域におけるエネルギーの地産地消の推進と地域活性化に取り組んでおり、これまでの事業運営、広範なネットワーク等によって培ったノウハウの提供により、新庁舎の「Nearly ZEB」の実現に貢献していただきます。
協定3者は、「基本協定」に基づき、今後も各々の役割に積極的に取り組むと共に、相互に連携を深め、今回の新庁舎建設を含め、より良い開成町のまちづくりのために貢献して参ります。
(注1)ZEB:Zero Energy Buildingの略。建物の運用段階での消費エネルギーを省エネと再生可能エネルギー等を利用することで建物のエネルギー消費量を削減又は限りなくゼロにする考え方。
(注2)建築物省エネルギー性能表示制度:BELS(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)国土交通省において制定された「非住宅建築物に係る省エネルギー性能の表示のための評価ガイドライン」に基づき、第三者機関が非住宅建築物の省エネルギー性能の評価及び表示を的確に実施することを目的とした制度(平成25年10月より運用開始)。評価の表示方法には、星による5段階のマーク表示と、ZEBに関する表示がある。
(注3)ZEB評価基準
表示項目 | ⼀次エネルギー消費量⽔準 | ||
評価書 |
表示マーク | 再生可能エネルギー除き | 再生可能エネルギー加え |
ZEB | ZEBマーク | 基準一次エネルギー消費量から50%以上の削減 | 基準⼀次エネルギー消費量から100%以上の削減 |
Nearly ZEB | ZEBマーク | 基準一次エネルギー消費量から50%以上の削減 | 基準⼀次エネルギー消費量から75%以上100%未満の削減 |
ZEB Ready | ZEBマーク | 基準一次エネルギー消費量から50%以上の削減 | - |
【本件問い合わせ先】
開成町 行政推進部財務課 TEL:0465-84-0322
湘南電力㈱ TEL:電話0465-34-9105
ほうとくエネルギー㈱ TEL:電話0465-23-0077