ユーザーインタビュー
INTERVIEW
Customer Interview #12 社団法人神奈川県学習塾連絡会 会長 井上 孝男 様
公立高校入試制度の変更、プログラミング教育の必修化…
子どもたちの「教育」はこの10年で大きく変わり、また向こう10年でさらに変化することが予想されます。
今回は県西部に拠点をおく一般社団法人神奈川県学習塾連絡会へインタビュー。
「地域の学習塾」は変化する教育環境を背景に、どのように子どもたちと関わり、地域と連携しているのか。湘南電力ユーザーである井上会長にお話を伺いました。
Chapter 1 「学習塾」と「教育」
学習塾連絡会の設立
国内で受験対策を目的とした学習塾が広まったのは1975年頃といわれています。経済成長を背景に、受験・教育に対する感度の高まりに拠ります。しかし実際は、1990年代までは中学時代の成績で進学先が決められることが一般的でした。特に、私立受験に関する情報は少なく、受験生は十分な情報が無いまま試験に臨まざる得ない環境でもありました。
そこで、私立高校と受験生との間の「溝」を、お互いの情報を通じて埋めるべく小田原で立上げた「進学相談会」が当連絡会の発祥です。生徒に十分な情報を提供し、本命への受験に集中できる環境を作ることが目的でした。いまでは、約40社の会員塾が相互の情報交換を通じて連携し、地域に密着した学習塾が県内各地で展開されています。
私自身も、1985年より㈲学習社を運営し、小田原市を中心として県西地域の子ども達の「学び」を応援しています。
「教える者」として大切にしていること
必ずしも受験が最大のゴールとは考えておりません。もちろん、進学実績が学習塾に期待されていることは当然のです。しかし、長い視野で「社会に出たときに力になること」はなにか、ひとり一人の個性や学習状況に細かく対応することを重視しています。色々なことにチャレンジし、そこから学ぶ姿勢を大切にしてほしいと考えています。
子どもたちの教育事情
これからの「学習塾」
Chapter 2 湘南電力のこと
はじめたきっかけ
期待すること
まだまだ地域の人に認知されていないと感じています。地域のエネルギーを使い、地域に貢献もできることって共感する企業や人は、この地域ではまだまだ沢山いるはず。よりエネルギーや経済面で地域貢献するために、ぜひ認知度を向上させ、多くのひとや企業を巻き込んでほしいですね!
___ 井上会長、ありがとうございました!
【編集後記】
「学びの楽しさに気づいてほしい」と語る場面が印象的でした。
「サードプレイス」「地域インフラ」…ひとつの「塾」を超えて、地域の機能としての新たな役割を語る姿に、地域の子どもたちを大切に思う温かい気持ちが伝わってきました。