ユーザーインタビュー
INTERVIEW
Customer Interview #11 社会福祉法人西さがみ福祉会 山王保育園 園長 都築 顕道 様
今回は、小田原市東町にある山王保育園へインタビュー。
屋上からは相模湾をはじめ足柄平野、富士山を一望することができます。
時代の移り変わりとともに保育園を取り巻く環境は変化していても、
「地域との連携」を大切にする気持ちは変わらない。
そんな山王保育園も湘南電力ユーザーです。
Chapter 1 山王保育園のこと
山王保育園について
小田原には、お寺が母体となって運営する保育園が多くあります。当園も同様に道場院が母体として、1954年(昭和29年)開設されました。(※1972年、認可保育園として法人化)現在は小田原市内に2カ所、松田町に1カ所保育園を運営しております。
開設当初より地域のかたをはじめ各自治体・行政と連携し地域と密着した保育園の整備に取り組んでまいりました。山王保育園では平和のシンボルマークである鳩をテーマとして「鳩祭り」を毎年6月に開催しています。これは子どもたちが家族で楽しめるとともに地域のかたも立ち寄っていただくことで「地域とのコミュニケーション」を通じた連携の強化を図っています。
私がこの保育園の3代目の園長となって30年が経ちました。世の中的に少子化傾向にありますがこの地域も同様に感じています。かつては子ども神輿や山車など用いた地域ごとの大きなイベントが開催されていましたが、今では一部となり、「子供会」のような地域の組織もなくなってしまいました。地域の行事を通じて、少子化を実感しています。
保育園と地域
今後の「地域」との連携
防災を通じて地域との連携を強化していきたいと考えています。
当園は海・川が近くにあります。震災が近くで発生した際に危険な区域であることは明らかです。宮城県内の知人より周辺環境の危険性の指摘を受け、当園としてできる対策はしてまいりました。具体的には、元々、屋上には手すりがなく子どもにとっては危険な場所だったため、多くの人が避難し安全に待機できる場として柵を設置するなど避難場所として整備しました。また、浸水を想定した3階建ての防災倉庫を設置し、水や非常食のほかに子供用のライフジャケットやオムツなど備蓄しています。
災害時でも、保育園は開園しなければなりません。子どもたちをはじめ、保護者のかたも安心でき、また地域の防災拠点として有事に活用できるよう、今後も施設の整備に取り組んでいます。防災を通じた地域との連携・コミュニケーションの強化は今後も取り組むことが、今の当園にできることと考えています。(※山王保育園は津波発生時の避難場所として小田原市より指定されています)
山王保育園 屋上
防災倉庫内
Chapter 2 湘南ベルマーレフットサルクラブのこと
山王保育園とクラブ
現在は山王保育園としてオフィシャルクラブスポンサーとしてクラブを応援しています。
もともと、この地域にクラブがあること自体全然知りませんでした。知るきっかけとなったのは、同じくオフィシャルクラブスポンサーである株式会社古川の古川氏に小田原アリーナの試合に招待されたことでした。平塚のサッカーの試合は観に行くことはこれまでもありましたが、サッカーとは全く異なり、試合中のスピード・展開の速さに驚きました。保育園の行事と重なり、毎試合観に行けるわけではないのですが、予定を合わせてまた観にいきたいですね。
今後クラブに期待すること
クラブの組織は整備されているように感じています。それはスポンサーの数や規模ではなく、後援会(FAO)をはじめ純粋にこのクラブを応援し、関わっているひとが多いと感じているからです。私も微力ですが応援する一サポーターの立場で参加し、実感しています。ぜひ、クラブがもっと地域と関わる機会が増えてくるといいですね。
Chapter 3 湘南電力のこと
はじめたきっかけ
きっかけは、株式会社古川(湘南電力販売代理店)の紹介でした。
ちょうど電力小売り自由化となった頃、新電力への切り替えを検討しているときに、湘南電力の存在を知りました。それまで普段支払っている電気料金について、その電力の調達先や払った先のことについて考えたことはありませんでした。「電力の地産地消」や、電気料金の1%の地域還元を通じた地域貢献の考え方に強く共感しまし、湘南電力への切替えを決めました。
湘南電力に切替えて
今後期待すること
湘南電力の「良さ」をもっとPRしてほしいですね。湘南ベルマーレに限らず、SDGsや地域との連携を通じて地域のかたに認知され、もっと多くの人を巻き込んでいただきたいです。また、防災の面で湘南電力からいろいろな提案がほしいです。電気は生活に不可欠な分、地域にとって必要な電力会社であってほしいですね。
___ 都築先生、ありがとうございました!
【編集後記】
“保育園”としての機能だけではなく、地域の防災を通じて“まちづくり”を考えながら話す姿が印象的でした。
保育園を巣立っていった子どもたちの未来を願う、そんな都築先生の温かい気持ちが伝わってきました。
いま一度、地域の防災・安全を考える機会となりました。